素晴らしい活動の支援

2022年10月6日ヴェルターにて
Poppe+Potthoffの従業員によるウクライナへの救援活動を支援

この時代に、ヨーロッパにおいて戦争が起こるなんていうことを想像できた人は、おそらくごくわずかだったのではないでしょうか。今年、戦争が現実のものとなってしまいました。このウクライナの状況を鑑みて、社会が被災者に対して連帯感を示し、できる限りの支援をすることが重要となります。ドイツのヴェルターにある当社Poppe + Potthoff も、この戦争に心を痛め、なにかできることはないかと考えました。当グループの拠点単位において、従業員が自発的に取り組みを行っていることに感銘を受け、このような素晴らしい取り組みに対して物資や寄付金で支援することを決めました。

その素晴らしい活動の一例が、ドイツのヴェルターにあるPoppe + Potthoff精密鋼管社で働くクラウス・シッツさんご家族の活動です。ウクライナにルーツを持つシッツさん一家は、戦争が始まって以来、100組以上の避難民の家族を支援してきました。仮の住まいや救援物資の提供、ボランティアの手配、役所の手続きにおける言語の面での手伝いなどしています。そしてそれだけではなく、このご一家はさらに一歩行動に出て、もうしばらくのこと自らで援助物資の輸送を手配しているのです。親族や友人が緊急に必要とする救援物資を、直接ウクライナに届けています。洗剤や石鹸などの各種衛生用品の他、麺類、小麦粉、子ども用のチョコレートなど、食料品も現地で必要とされています。「食品に関しては、よく、塩が必要だとも言われます。そのため、早い段階から、他の物や保存食品と一緒に塩も送るようになりました」と、クラウス・シッツさんは話してくれました。

当グループの他の拠点でも、従業員による支援活動が行われています。ウクライナで戦争が起こった時、ハンガリーのアジュカにある製造拠点で働くシコス・ゾルトさんの「助けたい」という意思は明確でした。過去にも、緊急事態に陥った人々を支援するために、すでに何度か寄付や救援活動を手配した経験のあるゾルトさん。それゆえ、戦争の被災者に対する活動を行うことに、疑問の余地はありませんでした。戦争が始まって以来、シコス・ゾルトさんは自ら被災地への救援隊を組織し、被災地の人々に必要な救援物資を提供する手助けをしています。

世界中にパートナーを持つ国際的な企業グループであるPoppe+Potthoffは、このような状況においても責任感を持つ必要があると考えています。そのため、このような素晴らしい取り組みをするグループ企業のメンバーを支援することは、企業として当然のことと考えました。そのためPoppe+Potthoffは、このような救援活動に対し、従業員一人当たり1万ユーロの寄付を行うことにしました。これにより、より多くのウクライナの人々を迅速かつ効率的に支援できるようになることが、当社の願いです。シッツさん一家の活動については、別途物資の支援も行いました。Poppe+Potthoffからの最初の支援物資は、9月にウクライナのハルキウに無事到着したとのことです。

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